POKAPOKAけいきゅうイベントレポート

【けいきゅうキッズチャレンジ】「バスの車庫見学&運転士体験!」を開催

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329日(土)、「けいきゅうキッズチャレンジ!」冬のプログラムが「臨港バス塩浜営業所」で開催されました。

今回は、塩浜営業所を見学しながらバスの運転士さんの一日を学び、連節バス「KAWASAKI BRT」の運転士体験や、バスに乗ったまま洗車体験などを満喫しました。

「けいきゅうキッズチャレンジ」は、京急グループ各社や沿線企業と連携した「本物体験」で、子どもたちの成長をサポートし、京急沿線の魅力をお伝えするCSRプログラムです。

当日は12組30名が参加しました。

最初に、営業所の説明をしてくれたのは、所長の大﨑康弘さん。

「塩浜営業所は、臨港バスのなかで一番大きい営業所です。高速バス20両、乗合バス89両、貸切バス3両、特定バス7両、連節バス10両、全部で約130両のバスを持っているんですよ」と教えてくれました。

バスの運転士さんはどんな一日を過ごしているのでしょうか?普段は見られない営業所のなかを、研修センター所長の石戸谷典幸さんが案内してくれました。1階の「点呼執行所」では、運転士さんがその日の健康状態などをチェックします。

実際にアルコールチェックを体験!フーと息を吐き、お酒を飲んでいると大きな警告音が鳴り響きます。うがい薬や健康ドリンクにもアルコール成分が入っているので、運転士さんは使えません。「知らなかった!」とみんな驚いていました。

続いて、バスの点検・修理を行う車両工場を見学しました。車の下にもぐって仕事をする整備士さんの働きぶりに興味津々!

臨港バスには、浜川崎営業所、神明町営業所、塩浜営業所、鶴見営業所があり、それぞれ整備工場を備えています。塩浜営業所では、長い車両の連節バス「KAWASAKI BRT」も整備できるだって!

次はいよいよ、楽しみにしていた運転士体験です。

連節バス「KAWASAKI BRT」に乗り込み、制服を着てハンドルを握り運転士気分を体験!

運転技術を教える指導運転士さんの制帽には、銀色のラインが入っている。制服のワッペンは金色が事務職、銀色が運転士を表しているなど、豆知識も増えました。

運転士さんが急に意識を失ったときなどに異常を知らせる「EDSS」というシステムも体験!ボタンを押すと警告音とアナウンスが鳴り響き、自動でブレーキがかかり営業所に緊急通報されます。

「ボタンを押したい人!」と聞かれると、みんな一斉に手があがり、じゃんけんに勝った2名が操作を体験。「EDSSは知っていたけど、大きな警告音を聞いたのは初めて。すごく勉強になりました」と目を輝かせ、大満足の様子でした。

電気で動くEVバスにも乗車しました。

ここで「バス一台の値段は?」と質問タイムがスタート!正解は「連結バスが約1億円、EVバスが約3,000万円、普通の路線バスが約2,000万円」。その金額にびっくりしていました。

臨港バスの公式キャラクター「りんたん」をデザインした、ラッピングバスにも乗車しました。

1代目は臨港バス80周年を記念して作られ、かわいいピンクの車体が人気です。

20253月にデビューした2代目は、営業所ごとにデザインが異なります。

塩浜営業所は、飛行機と臨海部の工業地帯をイメージしたデザイン。行先表示や降車ブザーにもりんたんが表示され、「すごくかわいい!街を走るりんたんのバスに乗ってみたい」と大興奮でした。

乗車体験が終わると、今度はバスに乗ったまま洗車を体験しました。

洗車機のなかをくぐると勢いよく水がかけられ、大きなモップで汚れを落としてピカピカに!高速バスは洗車機を使わず、運転士さんが手拭きできれいにしているんだって。

最後に大﨑所長は、「みんなが大人になって、臨港バスの仲間になってくれたら嬉しいです」とメッセージを送りました。

修了証を受け取りプログラムは終了です。みなさんお疲れさまでした!