POKAPOKAけいきゅうイベントレポート

【京急みうらしぜんアカデミー2025 Day3】「畑を学ぶプログラム」を開催

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京急電鉄が今年からスタートした「京急みうらしぜんアカデミー」は、「子育てタスクフォース」から誕生した新たな子育て支援プログラムで、小学校高学年と保護者を対象に、海・森・畑・電車をテーマに沿線の豊かな自然やくらしの仕組みを体験しながらアカデミックに学ぶ全3回のプログラムです。仲間と協力しながら自然と触れ合うことで、子どもたちの「知的好奇心」と「コミュニケーション力」を育むことを目的としています。


最終回となるDAY3の舞台は、三浦市にある「シテコベサステナブルファーム」。
テーマは「持続可能な農業について」。講師は、株式会社シテコベ代表の嘉山 淳平先生です。

三浦半島の広大な畑にワクワクが止まりません...!

秋晴れの空のもと、バスで到着した子どもたちは、目の前に広がる畑の風景を前に今日のプログラムについて説明を受けました。嘉山先生が「"してこべ"」ってわかる人~?」と問いかけます。「三浦の方言で"やってみよう"という意味なんです」と紹介すると、子どもたちから笑い声が上がりました。


土といのちがめぐる「循環型農業」

嘉山先生は、畑の真ん中に立ち、まず「循環型農業」の仕組みを説明しました。

「循環型農業」の仕組みを解説する(株)シテコベ代表の嘉山先生
「ここでは、ソレイユの丘にいる動物のふんを堆肥にして畑に戻しています。
畑で採れた野菜の外葉や規格外品は、また動物のエサになるんです」

ファームではヤギやカピバラのふんを藁やおがくずと混ぜ、発酵させて堆肥化。それを畑に戻すことで、土はふかふかになり、病気に強く、おいしい野菜が育ちます。子どもたちは堆肥を実際に手に取り、「思ったより臭くない!」「あったかい!」と驚いた表情。土の匂いに顔を近づけながら、自然の循環を体で感じていました。

嘉山先生の分かりやすい説明を真剣に聞き入る子どもたち

早速みんなでサツマイモ掘り!


続いては「紅はるか」の収穫体験です。嘉山先生から「一人3株を目安に、ツルをたどって慎重に掘ってくださいね」とアドバイスがあり、子どもたちは軍手をつけて畑にしゃがみ込みました。

嘉山先生にサツマイモの掘り方をみんなで習います
ツルをたどって...出てきた!
大収穫...! サツマイモをごっそり根こそぎ収穫 
土を感じなからの収穫体験は楽しい!
すごく大きいのが獲れた!

「出てきた!」「おっきい!」「まだつながってる!」と、土の中から顔を出すサツマイモにみんなが夢中に...!
持ちきれないほどの収穫で大満足!


食と自然のつながりを学ぶ


体験を終えた子どもたちは、「野菜は土の力で育つんだ」「虫や動物も関わってる」と気づきを感じ取りながら、嘉山先生は、最後に次のように語りかけました。「これまでのプログラムで海の現場や森林、そして今日は畑の現場を見てもらいました。これから皆さんがご飯を食べるとき、"あの畑でおじさんが言ってたな"と思い出してほしい。魚には漁師さんが、野菜には農家さんが、米や肉にも必ず"つくる人"がいるんです。そのことをちょっと頭の片隅に置いて、食べるときに"ありがとう"を感じてもらえると、きっとご飯の味も変わってきます」

「食べ物の裏側には、たくさんの"いのちのつながり"があります。
今日の体験をきっかけに、食べることを大切に思ってもらえたら嬉しいです」と語る嘉山先生

この言葉にうなずく保護者の姿も見られ、会場全体があたたかな空気に包まれました。

く"ことの意味」を自然と感じ取る、そんなひとときとなりました。
午前のプログラムを終え、山盛りに収穫したサツマイモを大事に抱えて、午後の「振り返りワークショップ」へと向かいました。


昼食のあとは、全3回のプログラムを振り返りながら「自然と人のつながり」をテーマにしたワークショップが行われました。
会場では子どもたちがそれぞれに模造紙と色鉛筆を手に、「全3回のプログラムを通して学んだことを自分なりにまとめるオリジナルの新聞」を制作。体験で得た発見を思い思いの言葉で書き込み、イラストや写真を添えながら色とりどりの紙面を仕上げていきました。

まずは3日間かけて学んだ三浦半島についてクイズ形式で確認!

親子で仲良く新聞を作っていきます。いちばん心に残ったことを文字にしていく。
子どもたちの目に映った三浦半島はどんな姿でしょうか。

親御さんも新聞作成を手伝って一緒に作っていきます
レイアウトを考えながら記事を作っていく子どもたち
各班で3日間の成果の「新聞」づくりの発表が行われました

バスの中で聞こえた"ほんとうの学び"


帰りのバスの中では、参加された親御さんたちから心のこもった言葉が続々と寄せられました。

「本が好きで静かに過ごすタイプの子ですが、今回はみんなと話したり、協力したりする姿を見てびっくりしました。家でも"またみんなに会いたい"と言っています」と語る保護者

このほかにも、
「思った以上に学びの多い3日間でした。久里浜に住み始めてまだ1年ですが、三浦のことを親子で一緒に知るきっかけになりました。むしろ私の方が夢中になって息子に話してしまうくらい(笑)。親としても本当にいい時間でした」

「ホームページで偶然見つけて応募しました。生き物が大好きな息子にはぴったりのプログラムで、毎回"今日はどんなことするの?"とワクワクしていました。先生のお話はどれも熱量が高く本格的で、大人も勉強になる内容ばかりでした」

「自由研究の題材を探していたときにX(旧Twitter)で見つけました。京急がこんなに幅広い活動をしていることに驚きました。森を持っているなんて知らなかった!普段利用している鉄道会社を新しい角度で見られて、すごく感動しました」

「私は横須賀出身で、今は藤沢に住んでいます。懐かしい場所も多かったし、知らない場所にも行けて、親子で"京急と三浦半島"を再発見できた3日間でした。京急がさらに好きになりました」

保護者の皆さんからの言葉に、運営スタッフも胸が熱くなります。バスの中はそろぞれの温かい感想と拍手に包まれました。

今回の「京急みうらしぜんアカデミー」の主催・企画を行った京急電鉄 新しい価値共創室 広報担当 課長補佐 川上 愛さん

「私は広報の仕事をしているのですが、"沿線の子どもたちに自然体験を届けたい"という思いから、このプログラムを企画しました。

1年前から構想を練って、ようやく形になったのがこの"みうらしぜんアカデミー"です。皆さんの笑顔や感想を聞いて、本当にやってよかったと思いました」

京急電鉄 新しい価値共創室 広報担当 香川 慎吾さん

「今回のプログラムは、子育てしやすい沿線づくりを目指す京急電鉄の新たな挑戦です。三浦半島の自然を通して、"海の先生・森の先生・電車の先生・畑の先生"から専門的な学びを得ることで、子どもたちが物事への"知的好奇心"を深め、そして人と関わる"コミュニケーション力"を育んでほしい──そんな思いを込めて実施しました。
皆さんが笑顔で楽しむ姿を見て、私も何度も胸が熱くなりました。今後も子ども向けの学びの機会や、沿線の魅力発信を続けていきます。3日間、本当にありがとうございました」

3日間の集大成として

こうして「京急みうらしぜんアカデミー」は、海・森・電車・畑をめぐる全3回を完走。
"自然と人と地域がつながる"ことを体で感じる学びの旅は、子どもたちだけでなく、保護者やスタッフにとってもかけがえのない時間となりました。


3日間の学びは、"京急と自然がつくる未来"への希望そのもの...ではないでしょうか。