【けいきゅうキッズチャレンジ!】「おさかなを食べよう!水産加工工場見学&海苔巻き体験!」を開催
投稿日:
2026年3月20日(金・祝)、「けいきゅうキッズチャレンジ!」冬企画が「横浜南部市場」で開催されました。

「けいきゅうキッズチャレンジ!」は、京急グループ各社や沿線企業と連携した「本物体験」で、子どもたちの成長をサポートし、京急沿線の魅力をお伝えするCSRプログラムです。
当日は8組16名が参加しました。
今回は「おさかなは栄養満点!おさかなを学んでおいしく食べよう!」をテーマに、市場内にある株式会社横浜食品サービスの水産加工工場を見学し、その後、まぐろとサーモンの海苔巻き作り、横浜市立大学国際商学部・柴田ゼミの学生による「魚パックシール」を使ったアートワークショップを体験しました。おさかなや工場の仕事を楽しく学べる盛りだくさんの内容でした。
最初に横浜南部市場と株式会社横浜食品サービスの歴史を学びました。工場は「物流エリア」と「加工エリア」にわかれており、この日は自社生産しているまぐろのたたきをはじめ、様々な魚を使った商品をパック詰めする「パッケージ室」などを見学しました。

たくさんの人に手に取ってもらえるように、魚を食品トレーに盛り付ける際は見栄えを重視しています。そのため盛り付けのほとんどをパートさんの手作業で行われているそうです。加工部門だけでも約200名のパートさんが働いており、年間約990万パック、1日に約2万8,000パックをこの工場で生産しています。
さっそく、衛生対策のためのつなぎ服に着替えて工場内に潜入!中に入ると、パッケージ室で作られた商品が出荷先のお店ごとに仕分けられていました。さらに進むと商品を保管するマイナス45度の冷凍庫があり、一瞬で手がかじかむほどの寒さに、ここで作業する人の大変さを感じることができました。

準備室では魚の味を損なわず低い温度で解凍できる「真空解凍機」や、泡で水流を循環させて解かす「バブリング解凍機」を見学しました。

まぐろの切り落としは、大きな塊の場合は機械で、小さいものは一つひとつ丁寧に包丁で切り分けていました。パートさんが休みなく手を動かしているのが印象的でした。

こうして切り落としたまぐろは手作業で隙間なく丁寧に食品トレーに並べられ、たくさんの工程を経て商品ができあがる様子を子どもたちは興味深く見学していました。

以前はまぐろのたたきも手作業で盛り付けをしていましたが、今は機械化されて効率よく次々と商品が作り出されています。

盛り付けが終わると金属探知機で異物がないかチェックし、さらに金属以外のプラスチック片や魚の骨などはエックス線で見つけ出します。安全が確認されると原材料や値段を印刷した化粧シールを貼り、物流部門に渡して出荷されます。
化粧シールに「横浜食品サービス」「ミナトフーズ」と書かれた商品はこの工場で作られたものです。スーパーなどで目にする機会があるかもしれませんので、ぜひ探してみてください。
工場見学の感想を尋ねると、
「パッケージ室ではたくさんの人がテキパキと働き、寒い冷凍庫の中でも商品を買う人のために作業をしてくれていてすごいと思いました」
「学校の授業で水産業や林業について学んでいますが、実際に工場を見るのは初めて。授業では学べないことを体験できました」
「パック詰めは機械でやっていると思っていたけど、人の手で行うと聞いて驚きました。金属探知機やエックス線で一つひとつ商品をチェックしていて、こうして安全が守られているんだと知りました」とたくさんの発見があったようです。
次はブランチ横浜南部市場内にある「NANBU BASE」に移動して海苔巻き作りを体験しました。海苔巻きの具は工場で加工したまぐろのたたきとサーモンを使います。

株式会社横浜食品サービスの肥田積彦さんがお手本を見せてくれました。

海苔は光沢のない裏面を上にしてまきすに置きます。海苔の上にごはんを広げるときは、上の部分を1㎝あけるのがきれいに巻くポイントとのことです。

まぐろのたたきとサーモンの海苔巻きを2本ずつ作り、まぐろメンチとサーモンメンチも付いた魚尽くしの昼食を楽しみました。

「海苔巻き作りは上手にできました。まぐろのたたきはトロトロでおいしかったです!」
「海苔の上にごはんを広げるのが難しかったけどおいしくできました。魚がもっと好きになりそう」
「海苔に表と裏があるなんて初めて知りました。自分で作って食べると達成感がありました」と自分たちで作った料理の味は格別だったようです。
昼食後、小谷フードビジネス代表の小谷一彦さんから魚についてのお話があり、「日本人は25年前、年間で一人当たり約40㎏の魚を食べていましたが、今は約20㎏に減っています」と現状を教えてもらい、魚を食べる大切さを学びました。

そして海に囲まれた日本は豊かな漁場に恵まれ、四季によって獲れる魚が異なり「旬」があるのは日本だけと言われています。「一番おいしい旬の魚を知って食べて、もっと魚を好きになってほしいです」とメッセージを届けてくれました。
続いて毎月3日~7日を「さかなの日」に制定し、魚をもっと食べてもらうための取り組みについて水産庁の髙地さんから紹介がありました。「食卓においしい魚を届けるために養殖業や漁業、加工業など多くの人が携わっています。食卓に並ぶ魚がどんなルートを通り、どんな人が関わっているのかを思い浮かべながら魚を食べてもらえると嬉しいです。そしてご紹介した『さかなの日』を、そのきっかけにしていただければ、さらに嬉しく思います」と語りました。

最後は、横浜市立大学国際商学部の柴田典子ゼミ(専門はマーケティング論、消費者行動論)の学生さんたちによる、魚パックシールを使ったアートワークショップに挑戦です。
柴田先生からは「魚のパックに貼られている魚の名前や食べ方を知らせるシールは、新しく作り替えられるたびに廃棄されている」と説明がありました。株式会社横浜食品サービスでは年間58万枚が捨てられているそうです。

廃棄シールをアートとして有効利用しようと、同大学の柴田ゼミと株式会社横浜食品サービスが連携してこのワークショップが始まりました。会場には世界に一つのオリジナリティあふれる作品が飾られ、魚パックシールでこんな素敵な作品ができることに子どもたちも驚いていました。

学生さんたちにやり方を教えてもらいながら魚パックのシールアートに挑戦です!

最初に10種類の魚が描かれた台紙の中から好きな魚を選びます。

そして好きなシールをちぎって貼り付けていくと、少しずつ自分だけの「オリジナルの魚」が形になっていきます。完成した作品はどれもカラフルで、シールの文字がアクセントになりとても個性的なものばかりです。2枚目、3枚目と時間を忘れて夢中で作っていました。

自由な感性が伝わる作品と一緒に笑顔で記念撮影!

修了証を受け取りプログラムは終了です。みなさんお疲れさまでした!
